2015年4月18日より価格改定いたします。

SuperPrintでは、2013年6月の価格改定以来、固定化した円安に対し、
お客様への価格転嫁がこれ以上無いよう、運営努力を続けて参りました。
しかし、今春より、円安による為替差損だけではなく、紙をはじめとする原材料や輸送コストの高騰により、
再び値上げさせていただくことが避けられない状況となり、ここに苦渋のご報告をいたします。

「オプション加工費:5~7%UP」「印刷費:10~12%UP」が今回の改定の主軸となりますが、
一方で、利益が確保できている商品や、原価圧縮に成功した商品については、3%~30%の値下げも実施いたします。

また、単なる一方的な値上げとならぬよう、少しでもお客様のご負担を軽減できるよう、
新たに3つの新サービスも導入いたします。
特に、最低価格引き下げとなる「50枚」の印刷ロット導入は、多くの方にとって、コスト削減につながると考えております。

インフレ政策により世間が"物価上昇の春"となる中、弊社だけでも踏みとどまりたく、
最後の最後まで調整を試みて参りましたが、力及ばず、心よりお詫び申し上げます。
せめて、名刺ニーズが最も高まる3月~4月上旬でのお値上げは避けたいと思い、このタイミングでのご報告と相成りました。
適切な品質とサービスのご提供を、末永く継続させていただくため、どうかご理解とご容赦いただけると幸いです。

価格改定予定日

[2015年4月18日より]

2015年4月18日 午前0時
※4月17日 午後7時より、順次価格切り替え作業を実施いたします。この期間は新旧価格が混在いたしますこと、ご了承ください。

値上げ対象商品

[印刷10~12% UP 加工5~7% UP]

・下記値下げ対象以外の用紙:100枚=10%↑ 200~500枚=12%↑ 1000~10000枚=10%↑
・下記値下げ対象以外の加工:100枚=5%↑   200~500枚=7%↑  1000~10000枚=5%↑

値下げ対象商品

[10用紙2加工を最大30% DOWN]

・マットホワイト/マシュマロホワイトの1000枚~10000枚:5%↓
・レタープレス/PMブラック/SPMブラック/PMオレンジ/SPMオレンジの全枚数:5%↓
・オーガニックブラウン:3%~30%↓
・ピンクメタル:3%~25%↓
・V-プレミアムホワイト160の全枚数:5%↓
・浮き出し箔加工の全枚数:10%↓
・レーザーカット加工の全枚数:20%↓

 

値上げを補てんするべく生まれた、3つの新サービス

お値上げさせていただくことが確定的となってしまった時から、SuperPrintはずっと悩んできました。
「値上げによりお客様に負担を強いることはもう避けられないが、何か出来ることはないのか?」
「一人でも、一円でも、今までよりお得に利用していただく方法はないか?」
今までいただいた”ご意見.me“やメールを読み返し、すべての原価を再度見直しました。
その結果、下記の3つの新サービスを新たに導入することにいたしました。

①マットホワイトのフルオフセットオプションを無料化

[実質300円の値下げに]

従来、+300円だった「フルオフセット機変更オプション」を、50枚から全枚数標準付帯とします。
これにより、デジタルオフセット機で印刷していた100枚時であっても、べた塗りや薄いグレーの再現性が大幅に向上します。

②最少印刷ロットを50枚に引き下げ

[スターティングプライスが従来より安価に]

従来、100枚からだった印刷/加工枚数を、50枚からに引き下げます。
50枚印刷価格は、値上げ前の100枚価格よりも安価となりますため、
「100枚は不要」と感じていたお客様にとっては、お得にご利用いただけます。

③全用紙、全加工において、5枚のお試し印刷サービス

[前代未聞の、オフセット印刷&加工まで]

50枚価格よりもさらに大幅安価(おおよそ半額以下)に、「お試し印刷価格:5枚」を用意します。
木型や銅版の製作が必要なオプション加工も含め、すべての名刺印刷が対象です。
※あくまでも本番ご発注を前提としてご利用ください。
※赤字サービスとなるため、お一人様、5回または5件までの限定となります。
※厳密な色校正としてではなく、用紙や加工とデザインの相性確認などのためにご利用ください。

これらは以前より企画していたものの、収益性の悪化につながるリスクが高く、導入には二の足を踏んでおりました。
②と③については、実際に弊社工場にて製造する枚数の最少ロットは、従来通り100枚または200枚です。
オフセット印刷はインクジェットやレーザープリンタではないので、印刷機を一回動かせば、最低でも
A3サイズの原紙10枚程度を印刷することになるため、名刺サイズ100枚でも50枚でも5枚でも、
原価としてかかるコストは変わりません。
また、オプション加工は、木型や銅版を物理的に製作するため、「お試しで」という概念はございませんでした。
特に③は、「名刺5枚のために製版したり、型を製作するのは狂気の沙汰だ」と工場側からは猛反発されました。
しかし、SuperPrintは、多種多様な用紙や加工で皆様のご支持をいただいて来ました。
100枚からの価格を値上げさせていただく以上、せめて、最低価格の引き下げや、「お試し」サービスにより、
今までよりも特殊用紙やオプション加工を手軽にご利用いただければ、お客様にもメリットはあると考えております。
ひいては、それが弊社の利益につながることを願い、導入を決意した次第です。

 

参考情報 ~泣き言と言い訳~

泣き言と言い訳ではございますが、今回の価格改定の背景を客観的なデータでご説明申し上げるため、
過去5年間の弊社価格と為替の推移を付記いたします。
今回は、円安影響のみならず、2015年に入ってから、原材料メーカーさんや、輸送業者さんなどから、
値上げ通知が相次いで届き、自助努力による価格維持の範囲を大きく超えてしまいました。
あまり期待はできませんが、再び円高基調となった場合は、必ず、 速やかに値下げを実施することをお約束いたします。

弊社の価格改定推移

[円高時は3度の値下げ、2013年から3度の値上げ]

2009年12月 値下げ
2010年8月   値下げ
2012年7月   値下げ
2013年6月   値上げ(10~20%UP)
2014年4月   値上げ(消費増税による一律2.86%UP)
2015年4 月  値上げ(5~10%UP・一部値下げも伴う)

※2012年10月までは円高基調だったため、3度の値下げを実施いたしました。
しかし、それ以降は急激かつ固定的な円安基調に転じたため、2013年6月の大幅値上げに引き続き、
今回の値上げを避けられなくなってしまいました。

為替レート推移

[過去3年で原価が1.5倍に]

2012年10月 1000ウォン=73円
2013年6月   1000ウォン=91円
2015年4月   1000ウォン=109円

※弊社は生産拠点を韓国に設け、日本本社では、製造原価や人件費を円建て決済しております。
現在の為替レートは、2012年比で150%UP、2013年比でも120%UPとなり、原価の高騰に直面しております。

弊社想定の為替レート推移

[想定レートのマージンは最小限に]

2012年10月 1000ウォン=80円
2013年6月   1000ウォン=100円
2015年4月   1000ウォン=120円

※今回、「120円」に想定レートを改定しました。なお、ウォン/円は、概ねドル/円に連動した為替変動となります。

原材料や輸送コストの値上げ

[国内外の原価が高騰]

・2015年から相次ぐ紙の値上げ (10%以上値上げ)
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_seizougyo20141223j-01-w350
・DHLジャパン、2015年1月1日から運賃を値上げ (平均4.9%)
http://response.jp/article/2014/10/01/233825.html
・クロネコメール便の廃止 (クロネコDM便とネコポスへの強制移行で実質値上げ)
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/h26_73_01news.html

※SuperPrintが実際に利用している協力会社様の一例です。
円安による為替差損20%、用紙10%、輸送5%の原価高騰に対し、
今回の弊社価格改定(5~12%の値上げと部分的な値下げ)は、正直申して限界ギリギリの改定幅となります。
どうかご理解とご容赦をくださいますよう、お願い申し上げます。

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